両家初顔合わせで、お店の予約や日程の調整が終われば次に考えなくてはいけないのが進行や挨拶の内容。しまりがないと、グダグダになってしまうのできっちりしたいところ。
では実際に挨拶するとしても、何を話せばいいか、どんな言い方なのか分からない人の為に、例文をまとめてみました。参考にしてみてください。
事前に段取りを確認しておくとより安心です。
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両家初顔合わせの準備 場所の決め方・費用・時期・話題
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両家顔合わせ当日の流れ 持ち物・席順・乾杯・お会計【婚約の儀式】
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顔合わせ時の進行の流れ
- 始まりの挨拶
- 親族紹介
- 乾杯
- 婚約記念品の交換
- 食事
- 記念撮影
- 締めの挨拶
当日は上記のような流れで顔合わせを進行していくのが一般的です。
勿論、必ず守る必要はありませんので、場の雰囲気や周囲の流れに合わせて変更してください。
1、始まりの挨拶 新郎・親の挨拶例文
両家が揃い席についたら、始まりの挨拶をします。
挨拶には「集まってもらったお礼」「今日の趣旨」を内容にふまえます。
新郎が進行役の場合
≪例文①≫
「本日は私達二人の為にお集まり頂き、誠にありがとうございます。私、○○(新郎)と○○さん(新婦)の婚約にあたりまして、ささやかではありますが会食の場を設けさせて頂きました。本日は、最後までどうぞよろしくお願い致します。」
≪例文②≫
「本日はお忙しいところお集まり頂き、誠にありがとうございます。私達の婚約をご報告するにあたり、このような場を設けさせていただきました。お互いの家族の絆が深まれば幸いです。宜しくお願い致します。」
新郎の父親が進行役の場合
≪例文①≫
「本日はお忙しい中お集まり頂き、誠にありがとうございます。この度ご縁を頂き、○○(新郎)と○○さん(新婦)が結婚する運びとなりました。婚約に際しまして、両家の親睦を深める場になればと思います。本日は宜しくお願い致します。」
≪例文②≫
「本日はお集まり頂き、誠にありがとうございます。私どもの息子○○(新郎)と○○さん(新婦)が婚約いたしまして、両家の親睦を深める為にこのような形で顔合わせをさせて頂くことになりました。どうぞよろしくお願い致します。」
2、家族紹介
始まりの挨拶を終えたら次に家族紹介を行いましょう。
まずは新郎が父親、母親の順で紹介し、次に新婦が父親、母親の順で紹介するのが一般的です。
紹介された本人には、ひと言ずつ挨拶をしてもらいましょう。
≪例文≫
「私の両親を紹介させていただきます。父の○○です。母の○○です。」
「父の○○です。本日は宜しくお願いします。」
「母の○○です。皆様にお目にかかれて大変光栄です。どうぞよろしくお願いします」
一方が遠方から来ている場合
≪例文≫
「本日は遠方よりお越しいただき、ありがとうございます。まずは私の両親の紹介をさせて頂きます。父の○○です。母の○○です。」
3、乾杯
乾杯の挨拶は手短に。
始まりの挨拶と一緒にして、あとで家族紹介をしても問題ありません。
≪例文①≫
「では、今後ともよろしくお願いします。乾杯!」
≪例文②≫
「二人の前途を祝して、乾杯!」
始まりの挨拶と一緒に行う場合
≪例文①≫
「本日はお忙しい中~(中略)。」「では、これからよろしくお願いします。乾杯!」
≪例文②≫
「本日はお忙しい中~(中略)。」「これからも末長くお願い致します。乾杯!」
4、婚約記念品の交換
新郎から新婦へ 新婦から新郎へ記念品を交換します。
その際ひと言ずつ添えるのが一般的。一方がかしこまった言い方なら、同じようにかしこまった返事をしなければなりません。
二人で事前に相談しておきましょう。
≪例文①≫
「婚約記念品をお贈りいたします。」
「ありがとうございます。大切にします。」
≪例文②≫
「婚約記念品です。お受け取りください」
「ありがとうございます。」
≪例文③≫
「婚約記念品をお贈りします。どうぞ幾久しくお納めください。」
「ありがとうございます。幾久しくお受けいたします。」
5、食事
相手の両親の好きな事柄や二人の結婚式のこと、新郎新婦の幼少期の話等を話題にするといいでしょう。
始めはみんな緊張で口数が少ないため、趣味や凝っているものなら話しやすいので振ってみましょう。
但し、あまり偏った話題や気分を害してしまうような話にならないように注意します。
みんなが分かる内容でそれぞれに話かけていきましょう。目的は両家の親睦を深めることです。
≪料理の話題≫
「この前○○さんのお母さんはとてもお料理が上手だと母に話したところ、すごく羨ましがっておりました。母は昔から茶わん蒸しだけはうまく作ることができなくて、この機会に一度教えていただけませんか?」
≪お店の話≫
「ここのお店は地産地消をモットーとした旬の新鮮食材を使用していて、身体に優しい健康的な味付けで女性に人気なんです。一度二人で来た時にすごくおいしくて、食事会もこのお店にしようと決めていたんです。」
≪両親の馴れ初め≫
「私たちの若い頃は携帯なんかなくて、家内の家に電話するときは本当に緊張しましたよ。うちの親には、電話代が高くてよく怒られましたね。」
≪趣味の話≫
「○○さんのお父さんは魚釣りがご趣味と伺っています。この時期はどういう魚が釣れるんですか?」
≪結婚式の話≫ご両親から結婚式はどうするのか、時期や規模などを聞かれることもあります。
ある程度二人でイメージを固めておくと話がスムーズに進みます。
アルコールを飲んでいる場合でも、少し控えめにして周囲に気を配ることが重要です。
また、二人で話し合っていることで両親の意見を聞きたいことがあれば、この機会に聞いてみてもいいでしょう。
6、記念撮影
披露宴のプロフィール映像で、顔合わせ時の記念写真をお披露目するカップルは多いです。
地元が離れている場合、なかなか全員揃う事がない為「せっかくなんで記念に・・・」なんて言いながら撮っておきましょう。
お酒を飲んで顔が赤くなってしまったり食事後でメイクが気になる場合は、乾杯の前に済ませておきます。
7、締めの挨拶
開始から約2時間程度で、頃合いを見計らって締めの挨拶をします。
長くならずに簡単なもので大丈夫です。今日のお礼を新郎かまたは新郎新婦の二人から両親へ伝えます。
≪例文①≫
「本日はお忙しい中お集りいただき、誠にありがとうございました。これから笑顔溢れる素敵な家庭を築いていけるように、二人で支えあっていきますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。」
≪例文②≫
「本日は誠にありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願い致します。」
顔合わせは結納に比べて決まった言い方や儀式的な事柄がないので、あくまでも参考程度にして自分の言葉で話す方が相手にも気持が伝わります。
いい一日になるように、頑張ってください!
式場がまだ決まっていない方はゼクシィなどを利用しブライダルフェアへの参加も急ぎましょう。
人気シーズンは1年前から式場が埋まることも多く、予約がとれないことも多々あります。
あとで慌てることのないよう、結婚準備は早め早めにやっていきましょう。