結婚は家と家の繋がりと言われています。両親に結婚の承諾をもらったら、次はお互いの家族を紹介する「顔合わせ」です。
結納の代わりに行われることが多く、儀式というよりは親交を深めるためのお食事会の色が強くなっています。
今後のおつきあいをスムーズにするためにも、始めが肝心。好印象を持ってもらうために、準備万端で臨みましょう。
この記事では、両家顔合わせの為の準備に関してまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。
一番最初にチェック!きちんとした婚約の儀式「結納」を希望するか、「顔合わせ」で堅苦しくなく気楽に行うかをお互いの両親に確認しよう。
結婚する二人は「結納なんてわざわざ・・・。」と思っていても、ご両親の考え方は違うかもしれません。最近は子供の思うようにさせてあげたいと考えてる親御さんは増えていますが、しきたりや風習により考え方はさまざま。
ご両親にとっても大切な記念日ともなりますので、自分達の考えだけで進めずにご両親の意見を優先的に汲んでいくことが親孝行にも繋がっていきますよ。
両家顔合わせの為の準備
決めておくこと
日程
挙式の4ヶ月~6ヶ月前の吉日がベスト。ご両親に結婚報告の挨拶がすんだら、あまり期間を開けずに早めに行います。基本的には結婚する二人と双方の両親の計6人分スケジュールを合わせる必要があります。
人気の場所は予約で埋まることがあるので、3週間前くらいにはお店に予約しておきましょう。
場所
以前は男性側が女性宅を訪問するのが主流でしたが、双方の負担を考慮し外での食事会が主流になってきています。その場合に大事なのは、両家の交通の便がいい中間地点を選ぶことです。
レストランの個室や料亭、ホテルが一般的です。両家の意向を聞いて、静かでくつろげる場所ならゆっくりと話も聞けますね。
ホテルやレストラン挙式で場所が決まっていれば、ご両親の試食を兼ねて同じところで行ってもOK。
料理
親の好みやアレルギーを考慮した、和食や洋食のコースメニューがおすすめです。予約の際にメニューを伝えておくと、当日スムーズに進行出来ます。料理がおいしいとそれだけで話の種になります。
ただ、鍋料理や中華の大皿料理のようにみんなで一つのものをつつくような料理は、初対面同士で遠慮したり家族以外の人には抵抗がある人もいます。料理に気を取られて話が途切れてしまうこともあるので、一人ずつ小皿に分けられた料理にするほうがいいでしょう。
よっぽど仲良くならない限り、お互いの親がそろって会う機会はほとんどありません。せっかくの記念日なのでとびきりおいしいものを食べて下さい。
出席者
基本的には結婚する二人とその両家の両親です。しかし家庭環境により、母親のみや祖母、兄弟も出席することもあります。決まりはなく、結婚式と違い人数を合わせる必要はないので、両親以外の出席の場合は相手の了承を得れば可能です。
費用
料理は一人当たり7000円~10000円のコース料理が基本的。二人とそれぞれのご両親で計6名分なので約60000円が相場です。
誰が負担するのかも考え方によってさまざま。結婚記念品を新郎が負担する代わりにと考える人は花嫁側が。新郎新婦折半のところや両親へのプレゼントとして二人が負担する人も多いです。
どちらかの両親が遠方の場合は、交通費や宿泊費などの費用を考慮する必要があります。顔合わせ会場が地元に近いほうが費用を負担したり、二人で交通宿泊費まで負担したりなど話し合ったうえで決めましょう。
料理が後半にさしかかったところでさりげなく席をはずし、代金を支払っておくとスマートです。
服装
会場・結婚する二人・両家の両親の格を合わせる必要があります。一人だけ浮いた服装になったり、両家のバランスがチグハグにならないために、事前に打ち合わせをしましょう。新郎の母親が着物なら新婦の母親も着物を着るなど、和装・洋装も気をつけます。
おめでたい席なので、女性はなるべく淡く明るい色の服を選ぶと好印象を持たれやすいです。
男性(洋装の場合)
女性(洋装の場合)
手土産
必ず用意する必要はありません。ただ、どちらかのみ持参している場合は両家とも気まずくなってしまう為、事前の打ち合わせが必要です。
相手家族の好みのものや、両家の地元が離れていれば名産品などがおすすめです。価格の相場は2000円~5000円程度。
話題
両家顔合わせの所要時間は、約2時間程度です。
食事中あまりべらべらと話すと行儀も悪いですが、静かすぎるのも気まずいですね。両家の紹介の際や、料理と料理の間に会話をはさんで場を和ませるのも二人の役目。
偏った話題にせず、全員が話に入れるような話題をいくつか用意しておくと円滑に話せます。
ただ、両家である程度情報交換をしておかないと、言っていいネタと悪いネタがわかりません。人によっては気分を害すことにも繋がってしまう為、相手の触れてはいけない境界線があれば両親に伝えておきましょう。
進行役
主に新郎側の父親か、新郎が務める場合が多いです。父親が務める場合は事前に打ち合わせをして、任せきりではなくフォローも忘れずに。
ここまで準備が整えば、あとは当日がいいお天気になるように祈りましょう。