結婚式は華やかで幸せにあふれてて素敵ですよね。でもその裏側では必ずしも笑顔だけでは語れないエピソードも。予想もしていなかったトラブルや理想、想像とのくい違いに後悔するカップルは意外と多いです。
今回は結婚式経験者による失敗エピソードを紹介します。
経験者が語る失敗談
若い友人の信じられない結婚式
1.友達の結婚式に出席した時の話です。新婦が友達23歳、新郎が20歳でした。若い2人の結婚式でお金の事考えるとこうなってしまったのかな?と思いましたが結構みんなざわついちゃう結婚式でした。
まず、会費制の結婚式で普段よりも御祝儀代安くついたなぁとか思っていたのですが席についてビックリ!宴会用の回るテーブルが!!!料理は全部大皿料理、しかも中華料理でした。結婚式だったので、もちろん料理は綺麗な美味しいのを期待してました。
テーブルは全員知り合いでも無ければ、確実に先輩らしき人がいてほとんど手をつけることもなくという感じでした。もちろん、引出物も何もありませんでした。そんなこともあり、かなり節約した結婚式なのかな?と思っておりましたが衣装チェンジが二回。キャンドルサービスも、フォトサービスもあり。時間も1時間半押しという感じでした。
出席者はもう呆れ気味。自分たちに金かけたのねという感じがひしひしと伝わる結婚式でした。普通に友達だったので、おめでとうとは思いましたがこんな見せつけだけの結婚式は初めてでした。結婚式は、あくまで自分たち主役ではあると思いますが出席者にもっと気を使える式にしてほしいですね。みんなのいい思い出になるような結婚式をしたいです。
(25歳女性)
結婚式を挙げる時は「あれもしたい、これもしたい」と夢が広がっていきがちですが、周りの人がいてくれたおかげで今日の自分達がいることを忘れずに。来てもらったゲストに喜んでもらえるような配慮を心掛けたいですね。
会場選びに大失敗
2.私が結婚式を挙げたのは2年前のことです。挙式の一年前から準備を始め、ブライダルの相談カウンターを利用し、式場を紹介していただきました。オープンして間もないレストランを借り上げ、式を挙げたのですが、会場選びに失敗してしまいました。
まず、地下鉄の駅から遠い点。わざわざ遠方からいらして下さる方に、さらに負担をかけてしまい、申し訳なく思っています。二つ目に、会場自体が手狭だった点。新しいレストランだから綺麗でいいね、と気軽に会場を決めてしまったものの、テーブルの間隔が狭く、人がすれ違うにも苦労するという事態になってしまいました。
もしもう一度結婚式をやり直せるなら、できれば相談カウンターや結婚情報誌で会場を探す前に、ある程度勉強しておきたかったです。実際に会場を下見すると、舞い上がって「ここにしよう!」と即決してしまい、あとで後悔するかもしれません。
そして、結婚式に来てくださる方のことを考えて、交通の便が良く、わかりやすい会場を選ぶことが大切です。また、会場を下見する前にだいたいの参加人数を把握し、当日、会場が手狭にならないかよく考えることもポイントです。
(26歳女性)
レストランウェディングをするときの難点は、座席間隔が狭くなってしまうことですね。また新しいお店の場合、レストランウェディングに対して経験豊富なスタッフがいない可能性が出てきます。お店選びは慎重に。
赤字の二次会
3.友人の結婚式の二次会の幹事を頼まれました。大親友だったので快く引き受けました。新郎の友人と顔合わせの食事会を開いてもらい、二次会の会場の話が始まりました。
新郎新婦が、結婚式を挙げた系列ホテルの会場を既に抑えていました。場所は決まっていたので、後はどういった内容するかを私たち幹事が決めることになっていました。それだけだと思っていたのですが、二次会の会場には前もって場所代として、高額なお金を支払わなければなりませんでした。
その金額は二次会に50名以上参加する際には、出席者の費用で賄える額でした。当初は50名ほど出席があると見込んで新郎新婦がその会場を抑えていたのです。ですが二次会には25名ほどしかメンバーが集まりませんでした。
二次会の参加費用をいただいても、ビンゴ等の経費にお金が全く回せないのです。ですがゲームをしないわけにはいきません。もちろん景品がなければ盛り上がりません。ですが全くお金がないので、景品は立派なものがあると装って、中身は100円均一の物を詰め合わせた紙袋をいくつも用意しました。その場で紙袋は開けないようにしっかりと伝え、二次会は何とか終了させることができました。会場選びの際は、出席者人数で会場費用が変動できる場所を選ぶべきです。
(32歳女性)
二次会での赤字は、費用を幹事が負担するのか、新郎新婦が負担するのかもあらかじめ決めておいた方がスムーズですね。人数が集まらない時の景品は先着3名様までとか、会場の変更が効くようにしておくなど配慮が必要になります。
打ち合わせ不足が仇となる
4.結婚式、披露宴を行ったのはもう7年前になります。式を行ったのは、都内の有名な結婚式場でした。結婚式はチャペル、神前と選べ、私は神前式にしました。披露宴は規模の小さいもので、ほぼ親族のみの参列でした。
結婚式は問題なく進みました。披露宴は、まず料理で失敗しました。参列者ごとに好き嫌いや固いものが苦手の情報を得て、個々に料理を変えてもらう予定でした。しかし、肉が苦手な人に肉を出してしまうなど配膳ミスがありました。座席表で指示をしていたにも関わらず配膳はめちゃくちゃでした。
プランナーさんと当日の指示役のスタッフさんとは違うようで(当日プランナーさんはいなかった)、このことも失敗の要因ではないかと思いました。当日もプランナーさんはいてくれると思っていたのも甘かったのかもしれません。
またプランナーさんの提案により、司会を親族にお願いしたり、引き出物を私たち自信が買いにいったりしましたが、これも失敗でした。司会は打ち合わせ不足で進行がうまくいかず、結局自分達で進行しました。また、引き出物も安っぽくなってしまい、全部揃えて注文するべきだったと思いました。自分達の手作り感を出せればと思い、プランナーさんの提案に乗りましたが、結局はお金をケチったようにも見えてしまい後悔しました。
もう一度披露宴ができるのであれば、プランナーさんとの打ち合わせは念には念をの気持ちで取り組みたいです。
(35歳女性)
結婚式はプランナーとの相性にもよりますね。綿密に何度も打ち合わせをしてくれる人もいれば、業務的な内容のみでイベントの提案をしてくれない人や内容の把握が甘い人もいます。ブライダルフェアで、式場やプランナーの見極めが重要になります。
見積もりをとったはずが・・・
結婚式の失敗談としては、何と言っても金額の面です。結婚式場の下見をいくつか周り、色々と見積もりを出してもらいました。自分としては、予算を決めていたので、見積もり時点でダメなところはダメということで判断していき、実際に見積もり金額が自分の予算とマッチをするところで良いところがあったので、そちらを選び話を進めていきました。
しかしながら、話を進めていって気づいたのが、結婚式場はあらかじめ見積もりを低めに出しておいて、どんどんとサービスでつりあげていくということを知らず、結局のところ他の少し高めの見積もりのところもあっさり超えてしまうくらいの金額に上がっていきました。
出された見積もりを見返すと料理や花は最低ランクのもので、普通はそれではおさまらないくらいのものです。それで結婚式を行ったら、正直ゲストに失礼なくらい質素なものとなってしまうくらいのものでした。
結婚式場を選ぶ前にそういった知識があって、見積もりを金額ではなく、中身で見るということができていれば、こういったことにはならなかったと思います。しかしながら、一度契約をしてしまったので、もう引き返すことができず、結果、予算は軽くオーバーをしてしまいました。
(33歳男性)
最初の見積もりは、プランの一番最小限で出されることがほとんどです。いくつかフェアで周って相見積もりをとると、基本プランに入っていないものや値段の見比べができます。そこから1.5倍から2倍になると考えておいていいでしょう。
授かり婚でドタバタ挙式
6.私が結婚式を挙げた中で失敗だなと感じたのは、圧倒的に準備不足だったことです。私は今から6年前に付き合っていた彼女とできちゃった結婚をしました。
結婚が決まった当初は子供が産まれて落ち着いたら結婚式を挙げると言う話になっていました。ただ妻のわがままで安定期に入ったらあげたいと言う話になり、急ピッチで話が進みました。何件か式場見学し予算やアクセスなどを見て式場の予約をしましたが、準備期間が約2ヶ月と言うものでした。いざ準備を始めるとあれもこれもと追加料金を取られそうになり、自分たちの予算を越えてしまう可能性がありました。
妻は体調が優れずほとんど私1人で話を進めました。削減できるところ(プロフィール動画や席次表など)は削減して、何とか予算内に収めることができました。そして式当日、妻にはほとんどサプライズのような感じで式が進みました。
自分としてはスムーズに進んだと思いますし何よりも参列者の方に喜んでもらえたのは良かったと思っています。ただ終わってから妻が「各テーブルの花はもう少し明るいものがよかった」とか「もう少し写真を撮る時間が欲しかった」など文句をつけてきました。突貫作業のような形だったので十分な打ち合わせもできず、妻にも相談できなかったことが終わってから後味が悪い形で出てしまいました。
もしもう一度予算や細かなことを気にしなくて式を挙げられるのであれば、もっと念入りに打ち合わせをして妻にも喜んでもらえるようなものに作り上げたいと思いました。やはり準備は非常に大切だなと実感した時でもありました。
(28歳男性)
授かり婚は時間との勝負でもあります。せっかくの式なので手の込んだものにしたいけれど、お腹のふくらみが目立つ前にドレスを着ておきたいと望む花嫁は多いです。授かり婚に関わらず妥協するところと、こだわるところを明確にしておく必要があります。
ドレスがブカブカ
7.打ち合わせによるミスによりドレスの衣装合わせが大変だった経験があります。打ち合わせはある程度順調に進んでいったのですが最終を打ち合わせの時に衣装の方との連携がうまくいっていなくて最終の衣装合わせが間に合わず当日の結婚式になりました。
メイクは事前にどんな感じでいくのかある程度相談していたのですが衣装を着て見るとかなりブカブカになってしまいました。スニーカーみたいに背中である程度調整はできるのですが胸元にはパットを入れておかないとパカパカあいてしまう非常事態になってしまいました。
私自身式前にもう少し腕周りがシュッとしたいとか腹筋をしてお腹をへこましたいなどといった乙女心により結果打ち合わせ当初よりも3kgは落ちてしまいました。打ち合わせの段階で衣装合わせがあれば少しは違っていたのかなぁとか式前は極端に体重を落とさないようにという呼びかけがあればそこまで気を使う事はなかったのになぁって思ってしまいました。
結婚式当日は、常に自分の後ろには衣装さんがスタンバイしてる状態で、とても申し訳ない事になりました。次回また結婚式をする事があればこのような失態を減らしたいなぁと思います。
(27歳女性)
痩せて綺麗にドレスを着たいと思うのは、どの花嫁も同じです。式場によっては何度も試着出来たり、式直前にサイズを見てくれたりするので、打ち合わせの段階で確認しておくと安心です。
花嫁がむくれっ面
8.私の結婚式はチャペルで挙式後に、提携先のレストランで披露宴というか食事会のようなものでした。近い親族だけの少人数でアットホームな雰囲気でした。
招待した親族に喫煙者が何人かいたため、披露宴のレストランはオープンテラスのガラス張りで、内と外が見渡せる会場を選びました。ただでさえ少人数なので、たばこを吸いに外に出ていく人がいると、会場がスカスカになってしまうのを心配したからです。
当日は功を奏し皆さん会場や食事を楽しんでくれていたのですが、問題は花嫁である私の性格にありました。イベントは多く作らずにみんなで会話を楽しもうとしたので、歓談の時間を多くとってありました。旦那は喫煙組に誘われて外に行き、一人になった私はゲストに飲み物を注ぎに回ろうと思うとほとんど席にいなくて立ち話。うまく会話に入れず気付けば高砂に一人ぼっち。
寂しくなった私は戻ってきた旦那に「一人ぼっちだったんだけど!」と愚痴ってしまいました。旦那は「みんなが楽しそうにしてくれているんだから、それが一番じゃない?」となだめてくれましたが、結局最後までスネてしまいました。
式が終わり、みんなを見送った後にやっと冷静になった私は、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。結婚式はこれまでの感謝とこれからの誓いをゲストに向けて行う場。旦那の言葉を思い返して、後悔が押し寄せてきました。
私の未熟さゆえにせっかくの一日を台無しにしてしまったので、やり直せるのであればもうすこし大人になって、感謝と思いやりの気持ちをもって式に臨みたいです。
(30代女性)
結婚式で思い通りにいかないことがあっても、不機嫌はよくないですね。色々大変なことがあっても、二人の幸せそうな笑顔をゲストは楽しみにしています。
いかがでしたか?全てが思い通りになったと言う人は珍しいですが、ゲストも本人達も笑顔になるような一日になればいいですね。式場選びを慎重に行うことで防げる失敗も多くあります。これから結婚式を挙げる予定のカップルはまずブライダルフェアに参加して、自分たちに合った式場、スタイルを見極めることが大事です。
先輩達の経験談を参考にしてこんなはずじゃなかったと後悔しないように、素敵な結婚式を挙げて下さいね。