結婚が決まって式場探しや両家顔合わせなど、何かと忙しくなります。気づけば「あれ?指輪買ってない」なんてカップルも大勢います。
一生ものの特別な指輪。いろんなお店やデザインに、どうやって決めればいいかわからないとパニックになっていませんか?
この記事では失敗したくないあなたに、ブライダルリングの種類から選び方までまとめました。
結婚指輪の購入時期
プロポーズの時に男性が用意してくれる婚約指輪と違って、二人で買いに行く事の多い結婚指輪。挙式の約3ヶ月~6ヶ月前に購入する人が多い傾向です。結婚式や披露宴の準備であわただしくなる前に、じっくり選んで決めることが望ましいです。
いつまでに購入しておかないといけないというものではありませんが、挙式で指輪の交換セレモニーを行う予定であれば、早めに準備しておいた方がいいでしょう。
一度選んでおくと、その後の体重変化等でサイズが変更になったとしても対応してくれるお店がほとんどです。
また、オーダー方法によって出来上がりまでの期間が変わってきます。
オーダー方法
レディーメイド(既製品)
既に完成されたものを見て選べるので安心です。ただサイズ直しや品物によっては時間がかかるため、1ヶ月くらい余裕をもって購入しましょう。
セミオーダー
既製品を加工したり、アームとダイヤを別々に色々なパターンから組み合わせることができる方法です。こちらも1ヶ月ほど余裕をもって購入しましょう。
フルオーダー
デザイン画から全てをデザイナーと相談しながら制作するので、完全オリジナルで満足できるものに仕上がります。ただ制作時間がかかるため、遅くても挙式3ヶ月前には準備が必要です。
リメイク
手持ちの指輪をデザインし直す方法です。思い出の指輪や両親から受け継いだ指輪などでリメイクすれば、感慨深い品になるでしょう。完成まで1ヶ月~2ヶ月程かかります。
ブライダルリングの種類
そもそもブライダルリングには2種類あります。
女性は知っている人が多いと思いますが、意外と男性は知らない人が多いです。
婚約指輪(エンゲージリング)
プロポーズに欠かせない指輪で、婚約の記念として男性から女性に贈ります。相場は30万~40万円程度で、ダイヤモンドをあしらったゴージャスで華やかなものが一般的です。
比較的パーティーなど、フォーマルな場で身につけるものになります。
結婚指輪(マリッジリング)
結婚する二人が、その愛の証として交換する指輪です。経済面から婚約指輪を購入せず、結婚指輪のみ用意するカップルもいます。相場は男女それぞれ10万円程度。
結婚指輪は毎日身につける一生ものの指輪です。年齢を重ねても永く愛せる指輪を選ぶためには、10年後、20年後の自分を想像して違和感なくつけられるものを購入するのがポイントです。
結婚式場と提携してるお店であれば、割引をしてもらえたり特典がついたりするためお得です。気に入った指輪があれば、お店の人に式場との提携があるか確認してみてください。
主なデザインの種類
ソリティア
一粒のダイヤモンドを配した王道のデザイン。ダイヤモンドの存在感が一番引き立つものです。「立て爪」で石を支えるタイプと、リングの地金に埋め込んだ爪なしのタイプがあります。
メレ
センターのダイヤの脇に小粒のダイヤ(メレダイヤ)をあしらったもの。「サイドストーン」と呼ばれ、センターの石を引き立てる役割を持ちます。
パヴェ
フランス語で「石畳」の意味を持ち、センターのダイヤに加えアームにメレダイヤをぎっしり敷き詰めたデザイン。ダイヤをふんだんに使った一番ゴージャスなデザインです。
エタニティ
リング全周に同じサイズの宝石が隙間なく並んだデザイン。宝石が途切れなく入っている様子が、永遠を表しています。リング一周するフルエタニティ、半周のハーフエタニティの2種類があります。
アームの種類
ストレート
アーム部分がまっすぐになっているストレートタイプ。シンプルで上品な雰囲気を演出できます。
V字
手の甲に向かってVの字を描いたように窪んでいるタイプ。指が短い・太いことが気になる人にはおすすめです。
S字
アーム部分がSの字を描いたようにカーブしているタイプ。指を細く長く見せられるデザインです。
指輪の素材
ピンクゴールド
肌なじみがよく、優しい色目
イエローゴールド
華やかな印象で存在感抜群
ホワイトゴールド
明るくてクールな印象
プラチナ
シンプルで上品な深みのある印象
コンビ
プラチナとゴールドなど、異なる素材を組み合わせたもので個性的な雰囲気
ダイヤモンドの4つの“C”
ダイヤモンドは地球上の天然鉱物の中では最も硬く、いつまでも輝きを失わないことから、永くブライダルリングに愛されています。
高価なダイヤモンドの品質を決めるのは、正確な国際基準に基づいたもの。4Cと呼ばれる4つの要素から、ダイヤモンドのグレードが決定します。
Carat(カラット)
ダイヤモンドの重さを表します。1カラットは200mg
Clarity(クラリティ)
透明度を計る。フローレス(無傷)からIクラス(欠陥)までを表しています。
Color(カラー)
最上の無色を筆頭に、徐々に黄色を帯びていく23段階までの色が存在します。
Cut(カット)
ダイヤモンドの輝きを決めるプロポーションと研磨。他の3つの「C」とは違い、唯一人の手で価値を高められるもの。
指輪を選ぶときの注意点
デザイン
リボンや花などかわいらしいデザインのものも素敵ですが、年齢を重ねるごとに飽きがきてしまったり可愛らしすぎて恥ずかしくなってしまうことがあります。
大きすぎる宝石がついたデザインのものは存在感がありますが、家事や子育てなどの日常生活に支障が出てしまいます。
二人のバランス
結婚指輪は男性と女性のリングがペアで用意されていますが、男性が好む指輪と女性が好む指輪には違いが出てきます。女性らしい華奢な指輪を選ぶと、男性の手には合わないものになる可能性があります。
今は用意されたペアのリングではなく、お互いの好みの指輪を選んで裏側に結婚記念日を刻印したりお互いの誕生石を入れたりするなど、どこかにペアの部分を作るのが人気です。
つけ心地
指輪は必ず実際にはめてみましょう。カタログや見た目では本当に自分の指に合っているか、長時間身につけてもストレスのないものかがわかりません。アーム部分が丸みを帯びている方が指への当たりが柔らかく、アーム部分が角ばって太めな方がしっかりとしたつけ心地があります。
アフターケア
毎日気をつけて身につけていても、知らない間に傷がついたりアームが曲がったりします。お店によって保証期間やサービスが異なってくるので、いつまでも綺麗な状態を保てるように確認しておきましょう。
一口メモ
女性への贈り物は、定番のダイヤモンドでなく誕生石にする人も多いです。
1月 ガーネット 真実・忠実・友愛
2月 アメジスト 純真・誠実
3月 アクアマリン・ブラックストーン・サンゴ 聡明・英知
4月 ダイヤモンド 永遠・無垢
5月 エメラルド・ヒスイ 幸福・愛情
6月 ムーンストーン パール 長寿・健康・富
7月 ルビー 情熱・自由
8月 ペリドット 夫婦の幸福・和合
9月 サファイア 正真・誠実
10月 オパール・トルマリン 歓喜・安楽・忍耐・希望
11月 ドパーズ・シトリン 友情・希望・淡泊・忠実
12月 トルコ石・ラピスラズリ・ターコイズ 成功・不屈
お互いが気に入って永く使えるものを選ぶことが、後悔しないコツでもあります。